「ホームルーターって実際どれくらい速度が出るの?」「一番速いのはどのサービス?」
ホームルーターのカタログには「最大4.2Gbps」などの数値が書かれていますが、これは理論上の最大値であり、実際にこの速度が出ることはありません。
この記事では、実測値ベースでホームルーター主要4社の速度を比較し、本当に速いサービスをランキング形式でお伝えします。
- 各サービスの理論値vs実測値の比較
- 下り・上り・Ping値の実測ランキング
- 時間帯別の速度変動
- 速度に影響する要因と改善方法
理論値vs実測値|カタログスペックは参考程度
まず、理論値(最大速度)と実測値の違いを理解しておきましょう。
| サービス | 最大速度(下り) | 実測速度(下り) | 達成率 |
|---|---|---|---|
| ドコモ home 5G | 4.2Gbps | 150〜200Mbps | 約4% |
| WiMAX L13 | 4.2Gbps | 80〜150Mbps | 約3% |
| SoftBank Air | 2.1Gbps | 80〜100Mbps | 約4% |
| Rakuten Turbo | 2.1Gbps | 80〜120Mbps | 約5% |
最大速度の達成率はわずか3〜5%程度です。これはどのサービスでも同じで、ホームルーターに限らず、モバイル回線の特性です。
重要なのは最大速度ではなく、日常的に出る実測速度です。
実測速度ランキング
下り速度(ダウンロード)ランキング
| 順位 | サービス | 実測速度(下り) | 評価 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ドコモ home 5G | 150〜200Mbps | ◎ |
| 2位 | WiMAX L13 | 80〜150Mbps | ○ |
| 3位 | Rakuten Turbo | 80〜120Mbps | ○ |
| 4位 | SoftBank Air | 80〜100Mbps | ○ |
下り速度で最も速いのはドコモ home 5G です。5Gエリア内では200Mbpsを超えることも珍しくなく、光回線に迫る速度が出ます。
上り速度(アップロード)ランキング
| 順位 | サービス | 実測速度(上り) | 評価 |
|---|---|---|---|
| 1位 | Rakuten Turbo | 20〜30Mbps | ○ |
| 2位 | ドコモ home 5G | 15〜20Mbps | ○ |
| 3位 | WiMAX L13 | 15〜20Mbps | ○ |
| 4位 | SoftBank Air | 7〜10Mbps | △ |
上り速度は全体的にホームルーターの弱点です。 特にSoftBank Airは上り10Mbps以下になることが多い ため、動画のアップロードやクラウドへのファイル同期が多い方には不向きです。
Ping値(応答速度)ランキング
| 順位 | サービス | Ping値 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 1位 | SoftBank Air | 約35〜45ms | ○ |
| 2位 | Rakuten Turbo | 約35〜45ms | ○ |
| 3位 | ドコモ home 5G | 約40〜55ms | △ |
| 4位 | WiMAX L13 | 約45〜60ms | △ |
Ping値は低いほど良い数値です。オンラインゲームでは30ms以下が理想ですが、 ホームルーターでは30ms以下を安定して出すのは難しい のが現状です。
時間帯別の速度変動
ホームルーターの速度は時間帯によって変動します。
| 時間帯 | 速度傾向 | 理由 |
|---|---|---|
| 朝(6〜9時) | やや速い | 利用者が少ない |
| 昼(12〜13時) | やや遅い | 昼休みの利用者増加 |
| 午後(14〜18時) | 普通 | 通常の利用状況 |
| 夜(20〜23時) | 遅くなりやすい | 利用者が最も多い時間帯 |
| 深夜(0〜6時) | 最も速い | 利用者が最も少ない |
夜間(20〜23時)は「ゴールデンタイム」と呼ばれ、最も混雑する時間帯 です。この時間帯は通常時の50〜70%程度の速度に低下することがあります。
ドコモ home 5Gは夜間でも比較的速度を維持しやすい傾向がありますが、エリアや利用環境によって差があります。
速度に影響する5つの要因
①設置場所
窓際に設置すると基地局からの電波を受信しやすく、速度が向上します。逆に、部屋の奥や金属棚の中に置くと速度が低下します。
②5Gエリアかどうか
5G(Sub6)エリア内では4Gの2〜4倍の速度が出ます。エリアの確認は各キャリアの公式サイトで行えます。
③利用する周波数帯(2.4GHz vs 5GHz)
ホームルーターには2.4GHzと5GHzの2つのWiFi帯域があります。
| 周波数帯 | 速度 | 範囲 | 干渉 |
|---|---|---|---|
| 2.4GHz | 遅い | 広い | 電子レンジ等の干渉を受けやすい |
| 5GHz | 速い | 狭い | 干渉に強い |
同じ部屋で使うなら5GHzの方が速いです。
④基地局からの距離
基地局が近いほど電波が強く、速度も速くなります。基地局の位置は変えられませんが、設置場所を基地局側の窓際にすることで改善できます。
⑤回線の混雑状況
同じ基地局を利用するユーザーが多い地域では、速度が低下しやすくなります。これは時間帯だけでなく、住宅密集地かどうかも影響します。
用途別|必要な速度の目安
| 用途 | 必要な下り速度 | ホームルーターで快適か |
|---|---|---|
| Web閲覧・SNS | 3Mbps | ◎ 余裕 |
| YouTube(HD) | 5Mbps | ◎ 余裕 |
| Netflix(4K) | 25Mbps | ◎ 快適 |
| Zoom会議 | 3Mbps | ◎ 快適 |
| オンラインゲーム | 50Mbps+Ping30ms以下 | △ ジャンルによる |
| 大容量アップロード | 上り30Mbps以上 | △ やや厳しい |
日常的な使い方(動画視聴、Web閲覧、SNS、テレワーク)であれば、どのホームルーターでも十分快適に使えます。
まとめ|速度で選ぶならドコモ home 5G
- 下り最速:ドコモ home 5G(150〜200Mbps)
- 上り最速:Rakuten Turbo(20〜30Mbps)
- 夜間も安定:ドコモ home 5Gが比較的有利
- 日常的な使い方ならどのサービスでも十分
- 設置場所と5Gエリアで速度は大きく変わる
速度を最優先するならドコモ home 5G、コスパも含めたバランスならWiMAXがおすすめです。
ホームルーター4社の総合比較はこちら ホームルーターが遅い時の改善方法はこちら




